こんにちは！神戸市西区の森本歯科クリニック院長の森本です。
今回は「レーザー治療」について、お話したいと思います。
歯科でのレーザー治療をご存知でしょうか？
まず、レーザー治療とは、ある「単一の波長」からなるレーザー光線を照射することによって治療的効果を出す方法です。レーザー治療は、従来の治療で使用する機器とは違って、歯を削るときの振動や削る音が無いため、少量の麻酔を使用するか、麻酔を全く使用せずに治療することができます。したがって、不快感を持つことなく、痛みの少ない治療を受けることができます。副作用としても、レーザーを歯や歯肉に照射しても、特に影響はございません。レーザーの光は、レントゲンのような放射線を含まないため、お身体に有害な影響を与えることなく、治療を行うことが可能です。また、レーザーはお身体に電気を通さないため、心臓に持病のある方やペースメーカーを使用されている方、高血圧、妊娠中の方でも、ご安心して治療を受けることができます。
歯科医院で使用するレーザーにはいくつか種類があります。
当院では、『半導体レーザー』を使用しております。
半導体レーザーを使用する効果として、「痛みを和らげる」「出血を抑える」「炎症を抑える」などがあります。
当院での主なレーザーを使用した治療法は以下があります。
①口内炎の治療
レーザーには組織の回復を促す効果があり、歯肉、舌、口唇や粘膜にできた口内炎に、レーザーを照射することにより、痛みを軽減し、口内炎の治りが良くなります。
②知覚過敏の治療
知覚過敏は、歯肉が退縮し、歯根部が露出している際に、冷たいものなどの刺激に過敏になっている症状です。そのような症状がある時に、知覚過敏抑制材の塗布と並行して、レーザーを用いることにより、レーザーで歯質の表面をより強化させ、刺激を遮断させることにより、自覚症状を少しずつ和らげる効果があります。
③歯周病の治療
歯周ポケットにレーザーを照射することで、歯周病の炎症や出血を抑える効果があります。歯周病は歯周病菌が増殖することで、症状が悪くなるので、レーザーを照射することで、歯周病菌を減らすことができます。ただ、あくまでもレーザー治療は、歯周病を改善するための、予防治療ですので、歯科衛生士による歯石の除去やクリーニング、歯ブラシ指導がかかせません。
④歯の根の治療（根管治療）
感染根管治療時に、根管内にレーザーを照射することで、炎症や排膿を抑える効果があります。フィステル（瘻孔）がある場合、直接フィステル内にレーザーを照射することで、治癒の促進の効果があります。しかし、感染根管治療の場合、感染歯質をしっかりと除去することが1番大切になります。
以上、レーザー治療についてのご説明でした。
レーザー治療にご興味を持たれている方は是非、神戸市西区にある森本歯科クリニックにお越し下さいね。ご来院をお待ちしております。
