こんにちは!神戸市西区の森本歯科クリニックの院長森本です。
今回は「入れ歯の機能について」より詳しくお話ししたいと思います。
ところで皆さん、歯を失っていて、入れ歯を入れている方の場合、どれだけの量のピーナッツなど硬いものを噛み砕くことができるのか、ご存知しょうか?
実は、、、20%しか噛み砕くことができないと言われております。上下共に入れ歯の方は、なんと8%しか噛み砕くことできないのです。
もちろん上下共にご自身の歯である場合、虫歯や歯槽膿漏でなければ、100%のものを噛み砕くことできます。
このようなことを「咀嚼能率」と言います。やはり、ご自身の天然の歯に勝るものはないので、ご自身の歯を少しでも大切に、そして、ご自身の歯で当たり前のように食べていることを当たり前に思うのではなく、歯に対して、ありがとう!などの感謝の気持ちを忘れずにご自愛して頂けることが1番大切かなと思います。
しかし、やむを得ず歯を失ってしまった方に対しては、入れ歯を装着する必要性があります。
では、なぜ入れ歯を装着する必要があるのでしょうか!それは、お口の中の機能をしっかりと改善する為だからです。
機能とは、もちろんご飯を噛むための機能、お顔周りの筋肉の機能、顎関節の機能、最終的には身体のバランスにも繋がってきます。
入れ歯を装着して、少しでもご飯を噛めるように、そして、噛むことにより、噛み砕いて胃に負担を少ないように消化し、栄養をとることが大切だと考えているからです!
その為にも少しでもしっかりと噛める入れ歯を製作する必要があります。
次回は入れ歯の種類についてお伝えしたいと思います。