赤ちゃん(0・1歳児)の歯のケア方法

皆様、こんにちは♬

森本歯科クリニック 保育士兼歯科アシスタントの安並です。

 

 

うだるような蒸し暑い日が多くなってきましたが、

皆様いかがお過ごしでしょうか?

 

水分補給や室温・服装の調節などといった熱中症対策を

しっかりされてお過ごし下さいね。

 

 

さて、

以前少しお子様の歯のケア方法(仕上げ磨きや見守り方など)

お話させていただいたかと思われますが、

今回は赤ちゃん(0・1歳児)の歯のケア方法について

お話させていただきたいと思います。

 

 

歯が生え始める時期は、個人差がありますが

6ヶ月~9ヶ月頃くらいだと言われています。

 

初めに下の前歯が2本生えてきます。

 

この時期は唾液の出る量も多くなり

母乳やミルク・離乳食による汚れは、

よだれによって洗い流してもらえるので

まだ歯ブラシなどによる歯磨きは必要ないかと思われます。

 

10ヶ月頃くらいから上の前歯が生えてきます。

 

この部分は唾液による洗浄作用が届きにくく

歯についた汚れが自然には取れにくいので、

歯ブラシなどによる歯磨きが必要になってきます。

 

 

 

◎ガーゼで拭く

上の前歯は、口の中でとても敏感とされているところです。

赤ちゃんも口の中をいきなりいじられるのは、嫌なものです。

なので、慣れてもらえるよう

最初はほっぺ→唇→鼻と触っていき

その延長で指を口の中に入れたり、ガーゼを指に巻いて

前歯を拭う…というように少しずつ慣らしていきましょう。

 

この時期は、食べ物や飲み物を

だらだらと食べたり飲んだりしなければ、

虫歯になることはないようです。

ですが

 母乳やミルクを飲みながら、

寝てしまう習慣があるお子様は

眠ってから上の前歯だけでも、濡れたガーゼで

(人差し指と親指に巻き付けて)

そっと挟んで拭ってあげて下さい。

 

 

 

◎寝かせ磨きでブラッシンング

約1歳頃くらいになると

上の前歯が4本生えそろってきだします。

 

生えそろったら歯ブラシを使っての

歯磨きを習慣づけていきましょう。

 

大人の真似がしたくなっちゃう時期だと思われるので、

食事の後に、お父さんやお母さんの歯磨き姿を見せて

見慣れてくると歯ブラシを使うことに

抵抗感を抱くことなく、移行できるかもしれません。

 

歯と歯ブラシをよく見ることができる 寝かせ磨き が

おススメです。

 

(寝かせ磨きとは、お父さんやお母さんの膝の上に、

 

歯を磨く体勢です。)

 

まずは、虫歯になりやすい上の前歯から

磨くことをおススメします。

 

あとは、

唇やほほの裏側・歯茎・そして、

特に、上唇小帯(上唇のひだ)

歯ブラシが当たらないように、

人差し指で避けながら磨いてあげて下さい。

 

歯磨きの途中、口を閉じてしまいがちのお子様は、

一番奥の歯が生えていなければ

そこに人差し指を入れて

閉じないようにロックすると

幾分か磨き易いでしょう。

 

ブラシの毛先を、磨く面に垂直に当て、

シャカシャカと軽い音が

聞こえてくるくらいの力で

横数ミリの幅で動かします。

 

 

どうしても

寝転ぶことを嫌がるお子様もいると思います。

その場合は、 立てひざ磨き を

おススメします。

 

(立てひざ磨き とは、

お子様に立てひざになってもらい

お父さんやお母さんは、後ろに回って椅子に座り、

ご自分のひざにお子様の後頭部を

迎え入れて歯を磨く体勢です。)

 

 

 

いかがだったでしょうか?

少しでも

毎日を頑張る

お父さんやお母さんの

お役に立てれば幸いです。

 

 

今では、ガーゼの代わりに

歯磨きナップや

指サックの先に少量の毛が生えそろったものなどの

便利な専用グッズや

歯の本数に応じた歯ブラシが

たくさん販売されていますので、

また赤ちゃん用品の量販店や

ドラッグストアを覗いてみて下さいね。

 

また当クリニックでも、

歯の本数に応じた、お子様用の歯ブラシを

販売していますので、

お気軽にスタッフにお声がけくださいね。

 

そして

定期検診にも、またいらして下さいね。

 

ご予約の電話

スタッフ一同、心よりお待ちしております。

 

 

 

最後まで読んで下さり

本当にありがとうございました♬

 

まだまだ暑い日が続くと思われますので

皆様お身体ご自愛下さいね。


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