皆様こんにちは!!歯科衛生士の中馬です
まだまだ暑い日が続きますが、くれぐれも体調管理には気をつけて元気に乗り切りましょう!!
今回はお子様のおやつの摂り方と虫歯リスクについてお話しします。
まずはおやつの役割についてです。
おやつの1番大きな役割として「栄養素の補充」
があります。
お子様は一回で食事で食べれる量が少なく、1日3回の食事では1日に必要な栄養素が取れない場合が多いです。
そこで、おやつを取る事によりお子様に足りない栄養素を補充する役割を果たしています。
お子様に不足しがちな栄養素としてカルシウム、ビタミン、鉄の3つが挙げられます。
〜虫歯になるメカニズム〜
むし歯の原因には、「歯の質」「糖質(砂糖など)」「細菌(ミュータンス菌)」の3つの要素があります。これらの3つの要素が重なると、時間の経過とともにむし歯発生につながります。砂糖を摂りすぎないようにするほか、効果的な方法で歯磨きをする事や、フッ素を塗布する事でむし歯を予防しましょう。
おやつをとるときのポイント
①食べる時間と量を決める
だらだらと長時間おやつを食べ続けると、お口の中が酸性になりやすく、虫歯のリスクが高まります。時間を決めて食べるようにしましょう
1日に食べる量も決めて、お皿に移して食べるなど、食べ過ぎを防ぐ工夫をしましょう。
〜虫歯になりやすいおやつ〜
・チョコレート
・キャラメル
・アメ
・ソフトキャンディー
・グミ
・ラムネ
・ケーキ
・アイスクリーム
・ゼリー
などです。
〜虫歯になりにくいおやつ〜
虫歯になりにくいおやつは砂糖が少なく、歯にくっつきにくいものがオススメです。
具体的には、せんべい・クラッカー・プレーンヨーグルト・チーズ・野菜スティック・果物
などが挙げられます。
ダラダラ食べしない!!!
同じ砂糖の量でも、一度に摂取するより「だらだら食べ」をするほうがむし歯になる確率が上がります。アメやガム、グミ、チューブ入りアイスキャンディなどは、だらだら食べになりやすいので注意が必要です。また、胃が小さくて1回の食事量が少ない幼児期は、食事以外の時間でおやつを食べて1日の栄養素を補う必要がありますが、「10時と15時」など時間をしっかり決め、1皿に盛った量だけですますようにしてください
②おやつを食べた後はしっかりケアをする
歯を磨くか、ブクブクうがいで口の中をゆすいで、食べ物のカスが残らないようにします。外出先などで歯磨きなどができない場面では、キシリトール入りのガムを噛むのがおすすめです。ガムを噛むことで唾液が分泌され、酸性に傾いた口の中を中和してくれるため、虫歯を予防する効果も見込めます。
今回は、おやつの摂り方と虫歯リスクについてお話させて頂きました。
おやつはお子様の成長には必要なものですが虫歯にならないおやつを親がしっかり選ぶことも大切です。お子様おやつ選びで悩んでいたり、虫歯チェックやフッ素塗布希望の親御様は、ぜひ、森本歯科クリニックの定期検診を受けに来て頂けたらと思います!!