こんにちは!歯科衛生士の荒木です。
3月になり、春の陽気になってきましたね。
このスタッフブログも、始まって1年半が経過しました♩
毎回、それぞれの役職に特化した内容を綴っていますが、これからも皆様の健口の
お役に立てる情報発信を続けていきたいと思っております!どうぞよろしくお願い致します。
日々患者様から聞かれる、良くある質問の中に
【歯ぐきの炎症はどのようにして直すことが出来ますか?】
があります。
歯周病の検査・レントゲン撮影を行うことで、どの場所が
弱っているのかを把握することができます。
把握が出来ると、そこを治していきたい!と思う気持ちも湧いてきますね。
歯ぐきの腫れは、歯につく汚れから始まります。
毎日の食事で、歯には食べかすが溜まり、汚れていきます。
汚れたところは日々の歯ブラシで除去をしていきますが、奥歯や歯並びの
悪いところなどはどうしても磨き残しが出やすくなります。
お口の中は、常に唾液で潤っている状態になっていますが、この食べかすと
唾液が混じりあった付着物は、お口の中に億単位で存在する細菌の栄養源となります。
そうして出来たものが、プラーク(歯垢)と呼ばれるものです。
プラークの色は、歯の色とよく似ていて、白・黄白色で、ネバネバしています。
磨きづらい所・唾液の流れの悪い所では細菌がどんどん繁殖し、少しずつプラーク化して
しまいます。これが歯ぐきの炎症の原因となります。
歯石は歯ぐきの腫れ(歯周病)だけでなく、虫歯の原因にもなります。
プラークをそのままにしていると、プラークは唾液中のカルシウム成分により石灰化して
歯石となります。こちらも歯周病の原因となります。
歯石は歯磨きでは除去することができず、歯科医院で専用の器具を使用して除去する必要があります。
歯ぐきの腫れ(歯周病)や虫歯をつくらないためには、 食べかすやプラーク・ついてしまった
歯石を放置しないことがとても大切です。
当院では歯を守るための予防に力を入れております。
歯科衛生士より、ひとりひとりにあった歯磨きの仕方・清掃用具をご提案させていただきます。
お口の中をケアしていくのは、あくまで患者様自身の手になります。
歯磨きは毎日行うケアです。ご自身のお口の特徴をしっかりと把握することで、より質の高いケアに
つなげられるように私たち歯科衛生士がサポートさせていただきます!
これから新生活・新年度に向けて、歯医者さんがご無沙汰な方、お口の全体チェック
をしてみませんか?
皆様のお越しをお待ちいたしております!