口内炎ができてしまったら、、、

みなさんこんにちは!

歯科アシスタント 兼 管理栄養士の池田です。

気温が上がり、今年も暑い夏が近づいて来ましたね!

今回は「口内炎」について管理栄養士の目線からお話ししたいと思います。

 

口内炎とは?

「口内炎」とは口の中や周りの粘膜に起こる炎症のことで、いくつか種類があります。

原因も様々で、栄養不足やストレスによる免疫力の低下、口の中を噛んでしまう、合わない義歯などの物理的刺激、ウイルスなどの感染などによるものだと考えられています。

他の病気の一症状として口内炎が現れることもあるので注意が必要です。

一般的にもっとも多くみられるのが「アフタ性口内炎(潰瘍性口内炎)」です。

原因ははっきりわかっていませんが、ストレスや疲れによる免疫力の低下、睡眠不足、栄養不足(特にビタミン不足)などが考えられています。

 

 

食生活の乱れが原因の一つ?!

口の中の健康を保つためには様々な栄養素が必要ですが、食生活が乱れてビタミン不足が起こると口内炎ができることがあります。

 

ビタミンB2

特に脂質の代謝を助け、皮膚や粘膜の健康を保つために必要な栄養素です。

体の中に溜めることができないため、毎日摂るようにしましょう。

レバー、うなぎ、卵、納豆、アーモンド、乳製品、葉菜類に多く含まれます。

ビタミンB2は熱に強いですが、水や煮汁に溶け出してしまうので、煮る場合は煮汁ごと使うようにしましょう。

 

ビタミンB6

特にたんぱく質の代謝を助け、免疫機能の維持、皮膚や粘膜の健康維持、赤血球のヘモグロビン合成にも欠かせない栄養素です。

多くの食物に含まれていますが、特にかつお・まぐろなどの魚類、レバー、肉類、バナナなどに多く含まれています。

 

ビタミンA

目や皮膚の粘膜を健康に保ち、抵抗力を高める働きがあります。

植物性のビタミンAはモロヘイヤ・かぼちゃ・ほうれん草・にんじんなどに、動物性はレバーやうなぎなどに多く含まれています。

脂溶性のビタミンなので、油で炒めたり揚げ物にして油と一緒に摂ると吸収率がアップします!

 

ビタミンC

コラーゲンというたんぱく質を合成するために欠かせない栄養素で、皮膚や粘膜の健康維持に必要です。

新鮮な果物・野菜類・いも類に多く含まれます。

ビタミンCは水に溶けやすく熱に弱いので果物や野菜は生で食べるのがおすすめです。

いも類に含まれるビタミンCは比較的熱に強いので、加熱しても壊れにくいのが特徴です!

 

このように口の中の健康を保つためにはたくさんのビタミンが必要です。

また、今回紹介した栄養素以外にも様々な栄養素が関わり合って口の中だけでなく全身の健康は保たれています。

様々な食材様々な調理法でバランスよく食べることを心がけましょう!

 

 

口内炎ができてしまった時の食事のポイント

①刺激物を避けましょう

刺激の強い香辛料や、熱いもの、酸味が強いもの、濃い味付けのものなど刺激物を避けるようにしましょう。

傷口を刺激してしまい痛みが増したり治りが遅くなります。

また、硬いものも傷を悪化させてしまうことがあるので避けるようにしましょう。

 

②アルコール、糖分の多いお菓子を控えましょう

アルコールや甘いお菓子に含まれる糖分を代謝するときに、口内炎の改善に必要なビタミンが使われてしまいます。

しかし、糖分はエネルギー源として欠かせない栄養素です。

食事ではしっかりと糖分を摂り、間食などの余分な糖分を控えるようにしましょう

 

③口の中を清潔にしましょう

食事を摂った後は必ず歯磨き・うがいを行い、口の中を清潔にしておきましょう。

 

 

最後に

口の中は、常に外部と接しており、細菌やウイルス、ほこりなどと触れる可能性が高い場所です。

そして、内臓につながっているとても重要な器官です。

口内炎ができてしまったら、食生活を見直すきっかけにしてみてくださいね!

通常、口内炎は長くても1〜2週間で治ります。

なかなか治らず長引く場合は他の病気が原因の可能性もありますので、病院で診てもらうようにしてください。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました♪

 


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