永久歯への生え代わりのタイミング&よくあるトラブル?!

こんにちは!歯科衛生士の荒木です。

夏直前、暑さが日に日に増してきましたね。

こまめな水分補給をしながら、体調管理に努めて

いきましょう♪

 

さて、6月になり学校の歯科検診でチェックの入った

お子様方がお見えになることが多い時期となりました。

虫歯のチェック項目に〇が入っていると、ヒヤッとする方も

多いのではないかと思います。

 

小学生になってくると、親御さんの仕上げ磨きも卒業し

一人でケアをされるお子様も増えてきますね。

 

学童期(6~12歳)は混合歯列期と呼ばれる時期になり

乳歯と永久歯がごちゃ混ぜになって生えています。

歯の大きさの違いや、スペース不足で歯並びに凹凸が出てきて

お子様一人でのケアは、困難なところが沢山あります。

 

 

最初に、生え変わりのタイミングについてご説明します。

あくまで目安であり、個人差があります。

 

2022-07-02 01_34_22 PM からスキャン

(クリックで画像が表示されます)

 

 

 

5番目までの歯は、乳歯が抜けて永久歯に生え変わる

歯で【代生歯(だいせいし)】と呼ばれ

6番目以降の歯は、先行する乳歯がなく永久歯から

新しく生えてくる歯で【加生歯(かせいし)】と呼ばれます。

気がついたら6番目の歯がひょっこり・・・あれ、穴があいてる?

なんてことも珍しくありません。

 

生え変わり期によくあるトラブルとして

歯は歯ぐきを突き破って生えてくるのですが、生えかけの

状態の時は、歯に歯ぐきが乗っかる【歯肉弁(しにくべん)】と

呼ばれるものが見られます。

歯肉弁があると、汚れが停滞し不潔になりやすく、腫れてしまって

痛んだり、噛むときに上の歯と当たって痛みを感じるトラブルが

発生しやすくなります。

完全に生える頃には、歯肉弁は自然に消失します。

なるべく清潔にしてあげるとよいのですが、ブラシで強くこすり

すぎてしまうとかえって状態が悪化することがあります。

心配なことがございましたら、お気軽に当院までご連絡下さい。

 

 

そのほか、乳歯が抜けずその周りから永久歯が生えてきて

しまう【二枚歯(交換期障害)】があります。

二枚歯は、抜歯が必要かどうかは状況を診ての

ケースバイケースになります。まずはかかりつけの歯科医院で

ご相談されることをオススメします。

 

 

あとは、よく見かけるものとして

【エナメル質形成不全症】と呼ばれるものがあります。

これは乳歯にも永久歯にも見られるものです。

生まれつきのものの場合が多く、前歯・奥歯によくみられます。

 

2022-07-02 01_54_23 PM からスキャン

(クリックで画像が表示されま

 

写真は私の息子の前歯(永久歯)ですが、生えてきた時から

この白い模様のようなものがありました。

白くなっているところはエナメル質が薄く、むし歯になりやすい

ポイントになっています。

 

エナメル質形成不全症の原因は、胎児期に何らかの原因で

エナメル質の形成がその部分だけうまくいかずに形成不全に

なってしまった・乳歯のときに外傷を受けたり、むし歯などで

乳歯が化膿してしまった、などが考えられています。

 

エナメル質形成不全で弱くなっているところは定期的に歯医者さんで検診+フッ化物塗布を

行うことをおすすめいたします!

また、お手入れもお子さんのお口の状態に合わせた方法をお伝えさせていただきます!

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました^^♬♩

 


私たちと一緒に働きませんか?

  • 電話でのお問い合わせ
  • 予約
  • アクセス