気を付けて! 子どもの歯磨き中に起こる事故のお話

 

 

こんにちは!森本歯科クリニック 保育士 兼 歯科アシスタントの安並です。

 

まだまだ残暑が続いたり台風の影響からか空模様が

スッキリしなかったりと

気温や天候に悩まされる日々ですが、

皆様いかがお過ごしでしょうか?

水分補給等の体調管理を引き続きしっかり行って下さいね。

 

さて、

今回は子どもの歯磨き中に起こる事故について、お話させていただきます。

 

「歯磨きの時に事故とかあるの?」と驚かれる声を時折聞きますが…

 

あるのです。

 

1歳頃~6歳未満のお子さんの

歯磨き中に歯ブラシで口の中や、

のどを強くぶつけたり

刺してしまったりする事故が起きています。

ケガの状態が悪ければ、通院・救急搬送だけでなく、

手術や入院するケースにまで発展します。

 

怖いですね…。

そんな悲しいことにならないためにも、

事故が起きてしまう状況と

事故を防ぐためのポイントを

今からお伝えしますね。

 

その① 歯ブラシをくわえたまま歩き回ったり走ったりする

 

歯磨き中の事故で最も多いのが、このケースです。

歯ブラシをくわえたまま、お家の中を歩いたり走ったりしていると、

家族の人やお家の壁やドアにぶつかったり

転んで受傷してしまいます。

 

このケースの対策ポイントは、

歯磨きする場所を決めて、その場で落ち着いて歯磨きをするよう

お話(お約束)をしましょう。

 

その➁ ステップからの転落

 

まだ背丈の小さなお子さんに多いケースです。

お子さんたちが、洗面台の鏡が見えやすいようにだったり

水道の蛇口に手が届きやすいように、

洗面台の前にステップ(踏み台)を置いてあげている

ご家庭もの多いかと思われます。

ステップの上で歯磨きをし、その最中に踏み外し転落して

受傷してしまいます。

 

このケースでの対策ポイントは、

床・椅子(もしくは、ステップ)に座って歯磨きをするようにし

ステップに上がるときは、必ず歯ブラシを口から抜いて

上がるよう、お話(お約束)しましょう。

 

鏡を見ながら、歯磨きをする習慣があるご家庭は

洗面台の鏡とは別に、お子さんが見えやすい高さの位置の

壁や柱や棚に、簡易的な鏡を設置してあげられると

安心かもしれませんね。

 

その➂ 歯磨きの途中で遊んでしまう

 

歯磨き中に、テレビやおもちゃやお布団が

目に入ってしまったり

それに加えて兄弟姉妹からのお誘いの声掛けがあると

ついつい歯ブラシをくわえたまま遊び始めてしまい

受傷してしまいます。

 

これらと類似したケースで

「~ながら歯磨き」での受傷もあります。

寝転びながら歯を磨く、テレビを観ながら歯を磨く、

おもちゃを触りながら歯を磨く…といった動きは

一見歯磨きをしているようで

注意・意識が歯磨きから反れてしまい

受傷してしまいやすくなります。

 

このケースでの対策ポイントは、

歯磨きに集中できる状況を用意し

安全に終えられるようお約束事を決めてお話しましょう。

例えば…

・テレビやゲームは、見えたり聞こえたりしないよう

電源をoffにする。

・おもちゃは、棚やケースに入れて

目につかないよう片付ける

・歯磨き中に寝転ばないよう

お話し(お約束)する。

・兄弟姉妹にも、歯磨き中は歯磨きに集中すること

お話し(お約束)する。

・歯磨きに意識がいくよう、歯ブラシから手を離さないよう

お話(お約束)しましょう。

 

そして最後に、

どのケースでも共通して言える対策ポイントは

お子さんの歯磨き中は、こまめに目を配る。

もしくは習慣がつくまで、可能であれば歯磨きが終わるまで

そばにいて見守る事を推奨します。

 

見守りがてら、このタイミングで

お父さんお母さんも、お子さんと一緒に歯を磨いて

親子の時間(スキンシップタイム)にするのも

いいかもしれませんね。

 

いかがだったでしょうか⁇

以上が、歯磨き中に起こる事故の原因と対策ポイントについて

お話させていただきました。

日々頑張っている、お父さんお母さんたちの

お役に少しでも立てられたら嬉しいです。

 

事故のない、安全で楽しい歯磨きタイムが過ごせますよう

陰ながら応援しています。

 

そして、

ぜひまた検診にもいらしてくださいね。

感染症予防対策を徹底して

スタッフ一同、お待ちしております。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

 

 


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