こんにちは!神戸市西区の森本歯科クリニックの院長森本です。
今回は「インプラント」についてお話したいと思います。
インプラントっていう言葉を一度は耳にしたことはあるのでないでしょうか。
インプラントはご自身の歯を失ってしまった時に用いる治療方法の一つです。インプラントは顎の骨に人工の根っこ(フィクスチャー)を埋め込み、骨と人工の根っこがひっついた後に被せ物が入ります。
例えば、奥歯から3本目の歯を失ってしまった場合、僕たち歯医者が出来ることは、ブリッジ、入れ歯、インプラント、抜けっぱなしの4つの選択肢しかありません。
歯の機能を回復させるためには、ブリッジ、入れ歯、インプラントの3つです。
インプラントはブリッジみたいに健康な隣の歯を削ったり、事前に歯の神経をとったりすることはないので、隣の歯にとても優しく環境を良くしてくれます。
インプラントは噛み合う歯と一歯対一歯で噛み合うことが出来るので、機能回復にとても優れている治療方法です。
ただし、良いことばかりではありません。インプラントは噛み合わせの機能回復を行い、食べものを噛み砕くことはできますが、食べものの食感を感じることはできません。そして、インプラントは骨の状態により、治療期間が長くなることがあります。インプラントは保険内診療では行うことが出来ず、保険外(自費)診療になります。当院では、現在、インプラント埋入から上物の被せ物まで計35万(税抜き)の費用がかかります。
えっそんなに費用かかるの?って思われる方もいらっしゃると思いますが、プラス思考に考えると、隣の歯を削らず守ることが可能です。歯を削ることは、もちろんその歯の寿命も変わってきますし、一本でも多くご自身の歯の寿命を長くするためにも、インプラントはとても有効的です。
しかし、高額なインプラントでも半永久的、永久的に持続することは難しく、やはり、ご自身の歯に勝るものはありません。
インプラントはあくまでも歯を失ってしまった場合に有効的な治療法の1つです。
歯を失わないためにも、ご自身の歯をしっかりと予防して守っていきましょう!