唾液の働き、効果について!

こんにちは!森本歯科クリニックの歯科衛生士の岡田です!

 

4月になり少しずつ春が近づいてきましたね!

まだまだ寒い日が続いていますが、体調崩さないように気をつけてお過ごしください。

 

今回は【唾液の働き、効果】についてお話していきたいと思います。

 

私たちのお口の中に常に分泌されている唾液。

唾液の分泌量は食事中には増えて、睡眠時や緊張時などは減ります。

1日の分泌量は約1〜1.5ℓと言われています。

 

唾液の分泌量が減ると起こることは…

・お口の中が乾燥する

・お口の中がネバネバする

・食べ物が飲み込みにくくなる

・話しにくくなる

・口臭がきつくなる

・虫歯や歯周病のリスクが上がる

・粘膜や舌がヒリヒリ痛くなる

 

唾液の分泌量が減る原因には次のようなことがあげられます。

・加齢

・薬の副作用(抗不安薬、抗うつ薬、降圧薬など)

・糖尿病(全身疾患)

・不安や緊張、睡眠中などの生理的なもの

・ストレス、口呼吸、喫煙、乾燥した室内などの生活習慣、環境

・放射線治療による唾液腺の萎縮

・シェーグレン症候群(唾液腺の疾患)

 

【唾液の働き、効果】

消化作用

消化を助ける酵素のアミラーゼが、食べ物に含まれるデンプンを分解して消化しやすくしてくれます。

 

自浄作用

口の中の食べかすやプラーク(歯垢)を洗い流し、虫歯や口臭を防いでくれます。

 

再石灰化作用

飲食により溶けかかった歯の表面を修復して虫歯を防いでくれます。

 

粘膜保護、潤滑作用

唾液がお口全体を覆って潤うことで、食べ物を飲み込みやすくし、舌がスムーズに動くことで発音しやすくなります。

 

緩衝作用

お口の中は基本的に中性ですが、食事を摂ることで酸性に傾きます。酸性の状態が続いてしまうと歯が溶けて虫歯になってしまいます。その酸性に傾いたお口の中を中性に戻して虫歯を防いでくれます。

 

抗菌作用

唾液にはたくさん抗菌フィルターがあります。その抗菌フィルターがお口の中に入ってきた細菌の増殖、活動を抑えてくれます。

 

味覚作用

舌の表面に味を感じる味蕾(みらい)があります。その味蕾に味のもととなる物質を唾液が運ぶことで食べ物の味を感じることが出来ます。

 

唾液にはこんなにもたくさんの働き、効果があるんです。

実は日常の会話、食事でもすごく役立っています。

ぜひみなさんこれからも潤いのあるお口を保っていきましょう!

 

4月からの新生活に向けてぜひ森本歯科クリニックでの定期検診お待ちしてます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 


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